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「学びを逃がさない」がモットーの小学校教員歴4年目の教育バカです。どこでも学びます。世の中の混沌をまとめるのが好きなまとめマンです。

第8回協動的な授業リフレクションに参加して

昨日の学びをリフレクションします。

 

2つの模擬授業があったのですが、

今回はひとつに絞ってお伝えします。

 

~模擬授業・カードゲームを通して~
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通常、我々教師がこの類いのゲームをやるときって、「これ、授業に使えそう!」「どうやって進めるか。」「この活動を通して何を教えるか。」って考える傾向が多い気がします。一種の職業病みたいなものです。でもそれって、結構「教師目線」なんですよね。子供はこのゲームをしてどう感じるかというところまで考えることが、教師としてのレベルアップへの鍵だと思うのです。

 

だから、

 

我々が実際に体験し、リフレクションをする

 

ことが大切です。

しかも子供になりきるのではなく、素の自分として関わる。自分にベクトルを向けるので、結構骨の折れる作業なんですね、リフレクションって。さて、自分がカードゲームをしての気付きを書きます。気付きを数多く出すことが大切だそうです。

 

①自分の利害よりも、場の雰囲気が温まることに喜びを感じる自分

②枠がないことによる不安の増大

③率先して教えることに躊躇する自分

 

などに気づきました。

その中で一つだけ、ピックアップして掘り下げていきます。

 

私は①について、気付きを言語化し、参加者の皆さんにお伝えしました。ここで大切なのが、「シーン」と「気付き」を結びつけるということでした。

 

例えば、自分にこう問いかけます。

・どんな場面でその気付きを得られたのか。

・その気付きって他のどんな場面で使えるのか。

・なぜそのシーンでその気付きを得られたのだと思うか。

 

私はこのようにお話しました。

 

ゲームのルールが分からなかった人が分かるようになり、その人が勝ったときに嬉しさを感じました。自分が勝つよりも、皆が楽しくて場の雰囲気があたたまる感じがここちよかったのです。しかも、分からなかった側の人が自分なりにルールを理解し、次に来たゲームが分からない人にルールを教えていたのです!その教え方も人によって違うことに気づいて面白かったですし、上から目線になるのですが、分からなかった人が教える側にまわるという成長に喜びを感じました。笑

 

フィードバックで、いい人!って言われ、

 

そうかこの気付きは当たり前かと思っていたけど、そうではなかったんだ!

 

と思い、しかも人間性みたいなものを誉められたので自己肯定感も上がりました。笑

 

さて、この気付きがどう生かされるかはまだわかりません。でもこのような講座の価値って、

 

リフレクション感覚を身につける

 

ことにあると思うんです。

明日使えるネタがそこにあるわけではない。

でもこのリフレクション感覚って、365日ネタを「創造し続けたり」、自分のあり方を「更新し続けたり」するのに大切なものだと思うんです。

 

そういう意味で、学習指導要領の言葉でいうと、知識・技能を身につけるというより、思考力・判断力・表現力、学びに向かう態度・人間性を鍛えたり磨いたりできるのがこのような講座のよさだと思いました。

 

もちろん知識・技能を習得する学びも大切です。でもその他二つの学びも決して疎かにしてはならず、教師である自分自身が、そちらの学びをもっともっと経験していかなければならないと思いました。