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「学びを逃がさない」がモットーの小学校教員歴4年目の教育バカです。どこでも学びます。世の中の混沌をまとめるのが好きなまとめマンです。

「現在完了形」で「みる」ということ。

今、英検の勉強をしている。

社会人になって学び直すことで、学生の時には見えなかったものが見えてくることがある。

 

英語の参考書は最初の方に「時制」というものが出てくる。

現在形、過去形、未来形とかういうアレだ。

そこでこんな図が載っていた。(参考書を参考にした。)

これは現在形を説明した図である。

次にこんな図を見た。

これは現在完了形を説明した図である。

この2つの図を見て、一つの主張が浮かび上がった。

それは「現在完了形」で人を「みる」ということ。

 

教育の世界では「みる」という言葉が頻繁に使われる。

しかし、何を見ればいいのだと些か疑問に思っていた。

そこでこの図を使うことで「みる」対象を視覚化することに成功した。

 

「見てくれている」と感じる時に人は人を信頼するのではないか。

だとするならば、現在形でみるより現在完了形でみる方がいい。

ともすれば我々は「現在形」で人の行動をみがち。(忙しくて余裕がない時ほど。)

例えば、テストで100点を取った子に対して、「現在形」で見れば100点を取った「結果」を褒めたくなる。

一方で「現在完了形」で見れば、100点を取るまでの努力や道筋に目がいく。つまり「過程」が見えてくる。

前々から「結果」よりも「過程」が大切。と言われてきているのは知っている。

しかし「なぜ大切か」という問いにはあまり答えることができていなかったように思う。

そこで現時点でのその問いに対する私なりの答えは、「見てくれている感」を感じてもらいやすいからと結論づける。体験的にもこの結論は私の場合、腑に落ちる。

そしてその方法の一つとして、今回のブログのテーマである「現在完了形」で「みる」ということが挙げられるのではないかと思う。

 

これからも「現在完了形」で「みる」ことで、「未来」を子供たちとともに創っていく。