「現在完了形」で「みる」ということ。
今、英検の勉強をしている。
社会人になって学び直すことで、学生の時には見えなかったものが見えてくることがある。
英語の参考書は最初の方に「時制」というものが出てくる。
現在形、過去形、未来形とかういうアレだ。
そこでこんな図が載っていた。(参考書を参考にした。)
これは現在形を説明した図である。
次にこんな図を見た。
これは現在完了形を説明した図である。
この2つの図を見て、一つの主張が浮かび上がった。
それは「現在完了形」で人を「みる」ということ。
教育の世界では「みる」という言葉が頻繁に使われる。
しかし、何を見ればいいのだと些か疑問に思っていた。
そこでこの図を使うことで「みる」対象を視覚化することに成功した。
「見てくれている」と感じる時に人は人を信頼するのではないか。
だとするならば、現在形でみるより現在完了形でみる方がいい。
ともすれば我々は「現在形」で人の行動をみがち。(忙しくて余裕がない時ほど。)
例えば、テストで100点を取った子に対して、「現在形」で見れば100点を取った「結果」を褒めたくなる。
一方で「現在完了形」で見れば、100点を取るまでの努力や道筋に目がいく。つまり「過程」が見えてくる。
前々から「結果」よりも「過程」が大切。と言われてきているのは知っている。
しかし「なぜ大切か」という問いにはあまり答えることができていなかったように思う。
そこで現時点でのその問いに対する私なりの答えは、「見てくれている感」を感じてもらいやすいからと結論づける。体験的にもこの結論は私の場合、腑に落ちる。
そしてその方法の一つとして、今回のブログのテーマである「現在完了形」で「みる」ということが挙げられるのではないかと思う。
これからも「現在完了形」で「みる」ことで、「未来」を子供たちとともに創っていく。